悪玉コレステロールってなに?多くても少なくてもダメな理由とは

「悪玉コレステロールってなに?」って一度は思った人も多いでしょう。悪玉コレステローとは、LDLコレステロールのことで、それ自体は悪いものというわけではなく、体に必要なものです。その働きや、弊害が起こる場合について詳しくご説明しましょう。 悪玉コレステロールって聞いたことあるだけでしょ? 悪玉コレステロールは、その名前だけがよく聞かされていて、体に悪いものという印象ばかり大きいですよね。でも、悪玉(LDL)コレステロールは、細胞膜やホルモンなどを生成するもので、生きていく上で必要不可欠な成分なのです。決して「悪玉」ではないのですが、増えすぎることで様々な病気の因子となり、注意が必要なものでもあります。 コレステロールとは コレステロールは体全体にあるものです。体内には中性脂肪と脂肪酸、リン脂質とコレステロールという4種類の脂肪がありますが、前の2つはエネルギー源となり、コレステロールはリン脂質とともに、細胞を包む細胞膜の材料となります。 体に重要な役割 コレステロールは体の中で重要な役割をします。体には60兆もの細胞がありますが、これを包む細胞膜をコレステロールが形作っています。また、副腎皮質ホルモンや女性ホルモンの原料や、脂肪を消化する胆汁酸の材料になったりします。さらにビタミンDの合成に使われたりもします。 このコレステロール、7割は肝臓で合成され、他の3割が食事から摂取されています。 善玉(HDL)と悪玉(LDL)がある 悪玉コレステロールとは、LDLコレステロールのことです。これに対し善玉コレステロールはHDLコレステロールと言います。2つは役割の違いで区別され、善悪の違いはありません。 肝臓で合成されたコレステロールは血中に運ばれて利用されますが、このとき新しく使われるコレステロールがLDLコレステロールです。一方、HDLコレステロールは余ったコレステロールを運び出します。不要になってカラダに悪影響を及ぼすコレステロールを、細胞壁から回収する働きをしてくれるのです。 悪玉と善玉のコレステロールの違いは? 簡単に役割の違いをご説明しましたが、もう少し深く掘り下げたいと思います。 作られる場所 コレステロールは主に肝臓で合成されます。この時点ではLDLとHDLの違いはありません。その割合は全体の7割で、そのほかの3割は食事から摂取され、その量は1日に300~500mg程度とされています。通常は、全体量がちょうどよくなるようになるように調整されます。もし食事でたくさんコレステロールを摂ると、体内で合成されるコレステロールの量が減ります。反対に摂取するコレステロールが足りない場合は、肝臓はコレステロールを多く合成するなどして、バランスがとられるようにできています。このバランスを崩すほどのコレステロールが摂取された場合、病気を引き起こすことにもなります。 役割 LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割をします。まず血液に運ばれ、そこから全身を巡ります。 HDLコレステロールは、血液の中に残ったコレステロールを回収して、肝臓に運びます。回収されたコレステロールはホルモンの生成や胆汁酸の材料とされたのち、不要なものは排泄されていきます。ここで摂取したコレステロールの量が過剰な場合、血管内に放置され酸化することで動脈硬化などの原因になります。HDLコレステロールの量が少ない場合も同様のことが起こります。 もたらす影響 動脈硬化になると、血管の内側に過剰なコレステロールが溜まります。血管が狭くなり、血液が流れにくくなる状態になるのです。この動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など様々な病気を引き起こします。放置しておくのは危険であり、早急に対処することが必要になります。 基準値はどのくらい? 血液中のコレステロールが高い場合や、中性脂肪が多い場合を「脂質異常症」と呼び、診断基準が設けられています。従来は総コレステロールで測られていましたが、これだとLDLとHDLの区別がつかず、HDLが多い場合にも脂質異常症と診断されてしまっていました。そこで、それぞれのコレステロールごとに基準を設けるという方法に変わりました。 脂質異常症の診断基準 脂質異常症の診断基準としては、LDLコレステロールが140mg/dl以上、HDLコレステロールが40mg/dl未満で脂質異常症と診断されます。中性脂肪は150mg/dl以上になります。 数値ごとの判断基準を表にしてみました。 総コレステロール HDL(善玉) LDL(悪玉) 基準値 150mg~240g/dl 40mg~99g/dl 70~139mg/dl 要注意 - 39mg/dl以下 120mg/dl以上 危険 - 34mg/dl以下 69mg/dl以下 140mg/dl以上…

活性酸素を除去すれば老化しない?その方法を徹底リサーチ

活性酸素は増加すると老化などを引き起こし、その除去が必要になります。現代ではストレスや食品添加物などで活性酸素が増えやすく、意識的に除去しないとさまざまな不調や病気の原因となります。その除去方法を、ここでまとめました。決定版です! 酸素除去の必要性 現代人は、大気汚染や電磁波の蔓延に加えてタバコや紫外線など、多くの体に有害な環境にさらされています。これらは体の中に活性酸素を大量発生させ、細胞を酸化させていきます。年齢の割に老けて見える人は要注意。活性酸素が増えすぎていませんか?今からでも遅くないので、しっかり除去してしまいましょう! 活性酸素とは 活性酸素は体内でエネルギー生成の際に作り出されるものです。酸素が体内に取り込まれると、赤血球により細胞へと運ばれます。運ばれた酸素は脂肪や糖分を燃やしながら、エネルギーを作ります。その際に消費された酸素の2%が活性酸素となるのです。 本来は必要 活性酸素はその酸化力の強さで殺菌作用を行います。体内に入った細菌を退治してくれるのです。このように活性酸素は本来、健康を維持するために必要なものなのです。 活性酸素の種類 活性酸素は大きく分けて4つの種類があります。 【スーパーオキシド】 酸素が体内に取り込まれて最初にできる活性酸素です。活性酸素の中で最も大量に発生するものになります。 【過酸化水素】 スーパーオキシドは体内で過酸化酸素を作ります。消毒液のオキシドールもこの過酸化水素でできています。 【ヒドロキシラジカル】 過酸化水素がさらに反応すると、ヒドロキシラジカルに変わります。スーパーオキシドの数十倍もの毒性を持ち、非常に強い酸化力を持ちます。細胞内のDNAを傷つけるほどの強さで、猛毒です。一般的に有害な活性酸素といわれているのは、このヒドロキシラジカルです。 【一重項酸素】 太陽の紫外線や放射線を浴びることで発生する活性酸素です。お肌のシミやシワの原因となるものです。肌細胞組織を攻撃してダメージを与え、メラニン色素の形成を促します。 増える原因は? 活性酸素が増える原因はたくさんあります。その代表的なものは次の通りです。 【強いストレス】 ストレスを受けると体が抵抗を起こして、活性酸素を発生させます。さらに抗酸化力のあるビタミンCが消費されてしまうので、より活性酸素の量が増えることになります。 【食品添加物、大気汚染、電磁波】 体に有害な物を取り込むことで、体を守る機能のある活性酸素が大量に発生します。本来体を守るものが大量に発生することで、それ自体が有害なものになってしまうのです。 【激しい運動】 運動して呼吸の量が増えると、酸素量も増えます。適度な運動ならいいのですが、激しい運動は大量の活性酸素を発生させます。運動時に体温が上がることも活性酸素を増やす原因になります。 【タバコや飲酒】 ニコチン、タールなどの有害物質が体内に入ると、細胞を守るために活性酸素が増えます。受動喫煙も同じ影響があります。タバコの煙は極力避けましょう。 飲酒は、適量なら活性酸素を減らすといいます。しかし、アルコール分解の際に活性酸素が発生するため、大量に飲むことは逆に増やしてしまうことになります。 【紫外線】 紫外線を肌に直接浴びることで、活性酸素が発生します。シミやシワなど、肌への悪い影響が起こります。 活性酸素が増えすぎて起きること 活性酸素が増えることで体に起こる変化はさまざまです。 肌の老化 活性酸素の作用で肌細胞は酸化します。肌細胞の酸化はそのまま老化の原因となります。酸化することでお肌に現れやすいのがシミです。シミはお肌が活性酸素から受けるダメージを、メラニン色素が引き受けて増加するために、起こるものです。 酸化はコラーゲンやエラスチンを破壊します。これらお肌を健やかに保つ成分が減ることで、弾力が失われ潤いやハリもなくなり、シワの原因となります。コラーゲンが破壊されてしまうと肌荒れや炎症を起こしやすくなります。 髪への影響 活性酸素が原因で頭皮の血流が悪くなり、細胞が酸化して髪の生育が悪くなることもあります。活性酸素の増加は髪にも影響するのです。 生活習慣病になりやすい 活性酸素は病原菌などを排除してくれる役割をしますが、過剰になると正常な細胞までも攻撃します。酸化させたりDNAを傷つけることで、ガン細胞が発生しやすくなってしまうのです。 また、コレステロールや中性脂肪が酸化すると過酸化脂質に変わります。それは血管壁に付着して血管をもろくしたり、ふさぐなどして動脈硬化などの原因になります。…

皮下脂肪と内臓脂肪の効果的な落とし方!ポイントは違いを抑えること

皮下脂肪と内臓脂肪の落とし方って分かりますか?「ともかく体重を落とせばいい」というのは間違いです。このふたつは別のもので、落とし方が違います。それぞれに効率よく落とすコツがあるのです。これこそダイエット成功の早道。さっそくお伝えしましょう。 皮下脂肪と内臓脂肪はどう違う? 皮下脂肪も内臓脂肪も、ダイエットすればどちらも落ちるってイメージを持つ人も多いかと思います。でも、そうではなかったのです。ついている場所も落とす方法も、その蓄積のメカニズムもまるで別物なのです。 付く場所が違う 両者は付く場所が違います。皮膚のすぐ下にあり手でつまめるのが皮下脂肪で、内臓脂肪は内臓の周りに付いているので手でつまむことはできません。皮下脂肪は女性に付きやすく、お尻や太ももなどの下半身に付きやすい傾向にあります。一方、内臓脂肪は男性に付きやすいもので、内臓脂肪が多い人はお腹がポッコリと出ているのが特徴です。メタボ検診に引っかかる人がその典型です。 脂肪の落とし方が違う 皮下脂肪は時間をかけて少しずつ蓄積されていきます。脂肪の分解が遅く、落とすのにも時間がかかります。これに対し内臓脂肪はカロリーの過剰摂取や運動不足などですぐに蓄積されてしまいます。その分落ちるのも早く、ダイエットをしてすぐに落ちるのはこの内臓脂肪になります。 見分け方 皮膚をつかんでみて、つかめたらそれは皮下脂肪です。お腹がせり出している太り方の場合、内臓脂肪がたまっていると思われます。また、見た目は痩せていても内臓脂肪が溜まっている場合もあります。健康診断の数値に注意し、中性脂肪やコレステロールなどの脂肪値が高い場合は内臓脂肪がたまっていると考えていいでしょう。 皮下脂肪の効果的な落とし方 皮膚をつまんでつかめる皮下脂肪は、長い時間をかけて蓄積されるので、落とすのに時間がかかります。 付きにくく落としにくい 皮下脂肪は体がエネルギーの備蓄として少しずつ溜めるもので、簡単には付かないものの、いったん溜まると非常に落としづらいという特徴があります。ただ、落とせないわけではなく、時間と根気をかければ落とすことはできます。 筋トレと有酸素運動 食事だけで体重を落としても、体脂肪を減らすのは難しいです。体脂肪を減らすことはできますが同時に筋肉も減ってしまい、基礎代謝が衰えて痩せにくい体質になってしまいます。その結果、体脂肪をためやすい体質になってしまうのです。 食事制限も必要ですが、それと同時に筋トレと有酸素運動を行いましょう。筋トレで筋肉を維持・増強し、有酸素運動で体脂肪を燃焼させます。 筋トレは、家でできる簡単なもので十分です。おすすめはスクワットです。場所を取らず、いつでもできます。有酸素運動は軽いウォーキングでいいので、30分以上は続けましょう。脂肪が燃焼されるのは、ぶどう糖がエネルギーとして使われたあとで、大体20分後になるからです。 漢方 皮下脂肪を落とすのに漢方も有効です。防風通聖散をはじめ、漢方の生薬には脂肪を燃焼する効果があるものが多く、体脂肪を減らす効果が期待できます。ただ、漢方は個人差が大きく、体質に合わせて適性があるので、よく調べて自分に合うものを探しましょう。 マッサージ マッサージは血行を良くして代謝を上げるのに効果的です。また、むくみの解消にも役立ちます。むくみは脂肪と結合してセルライトになりやすく、いったんセルライトになるとますます落とすのが難しくなります。マッサージは風呂上りなど体が温まっているときに、簡単にさする程度で十分です。 カプサイシンの利用 辛いのが苦手でなければ、カプサイシンの利用もおすすめです。カプサイシンは唐辛子などに含まれる成分ですが、体を温めることで代謝を促進し、脂肪の燃焼を助けます。あくまでサポートの役割であり、これだけで痩せるものではありません。 皮下脂肪がつくのはなぜ? 皮下脂肪はどうして付いてしまうのでしょうか?それを知ることで、過剰に溜まるのを防ぐことができます。 女性につきやすい 皮下脂肪は女性に付きやすいものです。これには女性ホルモンの影響があり、体温を維持する役割をしたり、内臓や子宮を外的な衝撃から守るために必要なものなのです。 食べ過ぎや運動不足 女性に必要なものとは言っても、食べ過ぎなどのエネルギー過剰や運動不足が続くと必要以上の皮下脂肪がたまり、病気の原因にもなります。 ストレス、自律神経の乱れ ストレスも皮下脂肪を増やす大きな原因になります。ストレスを感じた時に「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このホルモンは脂肪を溜める働きをします。また、コルチゾールが分泌されることで、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量が減少します。ストレスで過食するというのは、このようなメカニズムが働くからなんですね。 また、ストレスや生活環境の乱れで自律神経が乱れると、カロリーがよく消化されずに吸収されやすくなり、皮下脂肪が蓄積されやすい体質になってしまいます。 放っておくとセルライトに 皮下脂肪を放っておくとセルライトになります。セルライトとは、皮下脂肪がむくみなどで溜まった水分や老廃物と結合して大きくなり、コラーゲンと絡まりながら固まった状態です。セルライトになるとますます落としずらくなってしまいます。 内臓脂肪の効果的な落とし方 内臓の周りに付く内臓脂肪はカロリーの過剰摂取などで簡単に付いてしまうもので、生活習慣病になりやすいため早期の対応が必要になります。 付きやすく落としやすい 内臓脂肪が付きやすいのは、お腹です。お腹には内臓を守る骨がなく、脂肪は小腸や大腸を固定する腸間膜や肝臓の中で骨の代わりをしています。そこで脂肪は分解・合成を繰り返しながら遊離脂肪酸を放出しますが、それがエネルギーとして消費されないと内臓脂肪として定着してしまうのです。 簡単についてしまう内臓脂肪ですが、落とすのも簡単です。減量すると、内臓脂肪が先に落ちて行きます。 食生活の見直し…

【コレステロールのために卵は1日1個が限度】それは違います!

コレステロールが上がるので、卵を食べるのは1日に1個が限度だと信じていませんか?実はそれ、間違いなんです。コレステロールが上がるどころか、卵は「完全栄養食品」と言われるほど体にいい食品です。卵についての本当の話、お聞かせしましょう。 卵は1日何個が限度? 卵を1日1個以上食べるとコレステロールが上がると思っている人は多いようです。卵は確かにコレステロールが高い食品ですが、コレステロールの高いものを食べてすぐコレステロール値が上がると思うのは間違いです。卵は1日3個までなら食べてもいいと言われています。それらの理由を、これから詳しくご案内します。 卵を食べてコレステロールはあがる? 卵をはじめ、コレステロールの高い食品を食べると直ちにコレステロール値が上がってしまうと思いがちですよね。でも、それは違うんです。 因果関係なし 体内の血中コレステロールは7割が肝臓で合成されます。細胞を覆う細胞膜の材料になったり、各種ホルモンの生成や消化吸収を行う胆汁酸を作るために働きます。食物から摂取するコレステロールは残り3割程度ですが、それが直接コレステロール値に反映されるということはありません。 体にはコレステロールの摂取が増えると肝臓での生成を減らし、コレステロール量を調整するという機能があります。コレステロールの高い食品を多少摂り過ぎても、一気にコレステロール値が上がるということはないのです。 コレステロールが上がるとされたわけは 卵を食べるとコレステロール値が上がるという説が定着しているのは、1913年のロシアで行われた実験の結果によるとされています。その実験とは、ウサギに卵を食べさせるもので、その結果、血中コレステロールの増加が認められたことから「卵は血中コレステロールを増加させる」という結論に至ったというわけです。 しかし、草食動物のウサギに動物性の食品を与えれば当然コレステロール値は上がります。草食動物と雑食の人間では体の構造が明らかに違うので、実験の前提が間違っていると指摘されています。 善玉コレステロールを増やす 卵に含まれるオレイン酸やレシチンは善玉(LDL)コレステロールを体内に増加させ、悪玉(HDL)コレステロールを減らす作用があります。卵はコレステロール値を上げるどころか、その逆で、むしろ積極的に摂るべき食品といえますね。 科学的にも証明 その後、日本で卵とコレステロールの実験が行われています。1981年、健康な成人が1日5個から10個の卵を5日間食べ続けるという実験で、最高の10個を食べた人でも、コレステロール値はほとんど変わらなかったといいます。 1日3個ずつ2週間連続で摂取するという実験でも、ほとんど変化はなかったという結果が得られています。 かえってカラダにはいい 卵は栄養豊富で、かえって積極的に摂るべき食品です。 「完全栄養食品」 卵は「完全栄養食品」と呼ばれるほど、ビタミン・ミネラルが豊富です。ビタミン類ではビタミンB2をはじめ、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンD、葉酸が、ミネラルではカルシウム、マグネシウム、亜鉛、セレン、鉄などが、バランスよく含まれています。 必須アミノ酸がバランスよく タンパク質は20種類の必須アミノ酸から構成されていますが、その中でも食物から摂取しなければならないのが必須アミノ酸です。卵にはその8種類ある必須アミノ酸がバランスよく含まれています。 足りないのはビタミンCと食物繊維だけ 多くの栄養素をバランスよく含んでいる卵は、足りないのはビタミンCと食物繊維だけとも言われています。サラダなどに添えるだけで、栄養バランスのいい食事にすることができるのです。 食べ過ぎは禁物 卵はたくさん食べてもコレステロールを上げないことがわかりましたが、食べ過ぎが良くないのも事実です。 コレステロールではなくカロリー過多に 実験で1日10個食べてもコレステロール値はほとんど変わらないという結果が出ましたが、コレステロールの点では良くても、たくさん食べればカロリー過多という問題が起きます。 1個のカロリーは? 卵のカロリーは1個90カロリー。ごはん茶碗半分ほどですが、食べ過ぎはカロリーを上げてしまいます。ほかの食品とのバランスも考えて、1日3個ぐらいまでを限度に食べるのがいいかと思います。 あまり食べてはいけない人 卵は健康な成人であればたくさん食べても直ちにコレステロール値を上げるものではなく、体内でコレステロールの調整が働きます。しかし、次に述べる人は注意が必要です。 脂質異常症の人 血液中の脂質(中性脂肪やコレステロール)が多く、脂質異常症と診断された人は、卵の過剰摂取は控えましょう。すでに血中コレステロールが高い状態なので、体のコレステロール調整機能がうまく働かない可能性があるからです。 コレステロール値が高い 脂質異常症と診断されていなくても、コレステロール値が高めの人はやはり食べ過ぎに注意が必要です。コレステロールがさらに上がって脂質異常症になる可能性が高くなります。 卵アレルギーには注意 卵アレルギーは食物アレルギーの中でも多いアレルギー症状です。子供に多く見られますが、成人してから発症する場合もあります。アレルギーの症状としては皮膚のかゆみ、じんましん、下痢やおう吐などがあげられます。 主に卵白がアレルゲン 卵アレルギーといっても、生卵だけがダメで加熱すれば大丈夫な場合もあります。主にアレルゲンがあるのは卵白で、卵白に含まれる「オボムコイド」というタンパク質が特に強いアレルギーを起こすと言われています。血液検査で「オボムコイド」にアレルギーがあると確認された人は、黄身だけは食べられるわけですね。…

高コレステロール値は遺伝子異常の場合もある!早期治療が大切!

コレステロール値が高くなる原因に、生まれつき悪玉コレステロール値が高くなる遺伝子異常の病気があります。ここでは家族性高コレステロール血症ついて詳しく説明します。治療方法や生活の注意点も解説していますので参考にしてください。 家族性高コレステロール血症とは 家族性高コレステロール血症とは、生まれつき血液に含まれる脂質(コレステロール、中性脂肪)が多すぎる病気です。そのため、血液中の悪玉コレステロール(LDL)値が異常に高くなり、さまざまな病気を招くリスクがあります。 LDL受容体に先天的異常 家族性高コレステロール血症は、LDL受容体の量が先天的に少ない体質の人に発症します。LDL受容体とは、肝臓に多く存在するタンパク質です。LDL受容体は血液に含まれる悪玉コレステロール(LDL)を取り込み、分解する役割がありますが、家族性高コレステロール血症では、LDL受容体が正常に機能せず、悪玉コレステロール(LDL)が血液中に溜まってしまいます。 ホモ接合体タイプ 親から受け継ぐ遺伝子は、父親と母親の2人分が一組となって子供に伝えられます。LDL受容体の作用に関係する遺伝子の異常が2人の両親にある場合をホモ接合体タイプといいます。 ヘテロ接合体タイプ 家族性高コレステロール血症の遺伝子を片方の親から受け取った場合は、ヘテロ接合体タイプになります。 早期診断、治療が必要 家族性高コレステロール血症は、小さな子供でも血管を傷つけてしまい病気の重症化を招く危険がありますので、早期の診断と治療が必要です。 動脈硬化、心筋梗塞の危険 家族性高コレステロール血症は、若い年代でも動脈硬化が進行することがあります。その結果、20~30代でも心筋梗塞のリスクが高まり命の危険につながります。 家族の病歴 両親や兄弟・姉妹の中に冠動脈疾患を早期発症した人がいる場合は、家族性高コレステロール血症を発症する可能性があります。 総コレステロール300 mg/dl以上 家族性高コレステロール血症では、血液検査の結果に総コレステロール値が成人で300 mg/dl以上、子供で250 mg/dl以上と高い数値が示されます。 初期症状は 家族性高コレステロール血症の初期症状では、悪玉コレステロール(LDL)値は高くなりますが、体に感じる症状はありません。気づかないうちに血管にダメージを与えていきます。幼児期は皮膚黄色腫がきっかけで血液検査の結果、家族性高コレステロール血症に気づくこともあります。 治療法はある? 家族性高コレステロール血症の治療には、生活習慣の見直しと薬物療法や施術療法で治療を行います。 根本的治療法はないが進歩している 家族性高コレステロール血症は、遺伝性の病気のため根本的な治療方法はありません。しかし、治療方法の進歩から悪玉コレステロール(LDL)値を下げることができるようになりました。 まずは食事療法で 家族性高コレステロール血症の治療の基本は食事です。脂肪やコレステロールの少ない食事を心がけアルコールは控えましょう。 新薬も出ている薬物療法 家族性高コレステロール血症は、新薬の開発も進み治療方法が飛躍的に進歩しています。2016年に製造販売が承認されたエボロクマブをはじめ、スタチン、エゼチミブ、プログコールなどの薬で治療が行われます。 LDLアフェレーシス(血漿交換療法) 薬物療法を続けても効果が見られない場合は、LDLアフェレーシス(血漿交換療法)が行われます。LDLアフェレーシスとは、人工透析に似た体外循環器を使って血液中の悪玉コレステロール(LDL)を取り除く施術療法です。 施行例があまりない治療法 施行例は少ないですが、薬物療法や施術療法で改善が見られない場合には、次のような治療方法もあげられます。 -肝臓移植 家族性高コレステロール血症の治療は生涯続くものですので、根本的に完治する方法として肝臓移植があります。 -遺伝子治療 遺伝子の異常による家族性高コレステロール血症の治療方法に、遺伝子治療を試みた例が世界にはありますが、まだ良い結果は得られていません。今後どのように発展するのか期待が高まります。 -アポ蛋白Bに対するアンチセンスRNA療法 現在、悪玉コレステロール(LDL)の主要なタンパク質であるアポ蛋白Bの合成をブロックするアンチセンスRNA療法が開発中です。近い将来には日本での臨床試験が期待されています。…

メタボ基準が男性85cm、女性90cmの理由は?正しく知りたいメタボ対策

メタボ基準とはお腹回りが男性85cm、女性90cmであることは広く知られています。しかし、なぜその基準になったのかご存じでしょうか。今回はメタボの定義・対策をしっかり確認して、健康的な生活を送るのに役立ててください。 メタボの定義 メタボとは「メタボリック症候群」の略で、肥満・高血圧・高血糖などが組み合わさった複合状態のことを指します。 メタボの検診をする理由 メタボの状態は、様々な成人病の原因となります。代表的な病気は糖尿病・高血圧症・脳血管障害などです。認知症やがんを引き起こすこともあり、メタボ状態は早期に解消することが健康にとって重要です。 メタボ基準とは 勘違いされがちですがメタボかどうかは腹囲だけでは決まりません。腹囲の条件に加えて、他の条件にもいくつか当てはまるとメタボとなります。 条件1:腹囲が男性85cm 女性90cm メタボの条件の1つめは、腹囲が男性では85cm以上、女性は90cm以上の場合です。これに加えて、次の条件にも当てはまるとメタボです。 条件2:次に挙げる3つの項目のうち2つに該当する 脂質異常症 中性脂肪値が150mg/dl以上 HDLコレステロール値 40mg/dl未満 (両方、いずれか一方のどちらでも) 高血糖 空腹時の血糖値は110mg/dL以上 高血圧 収縮期の最大血圧130以上、最小血圧85以上 (両方、いずれか一方のどちらでも) 腹囲の測り方 おへその真上 お腹のどこを図るかというと、おへその真上を通る位置で測定します。通常のウエストの数値よりやや高い数字になることが多いです。 脂肪が多い場合 腹囲が基準の数値を超えている場合、内臓に脂肪が多くついている可能性があると考えられます。 なぜ男性85cm 女性90cmなの? 女性は皮下脂肪の分だけ多い 女性の数値が男性より多いのは、もともとの皮下脂肪の量が男性より多いためです。 女性はダイエットに取り組む方も多いので、メタボの腹囲基準を超える割合は、男性より低いです。 海外とは基準が違う(基準が甘い) 世界保健機関(WHO)が定めているメタボ基準は、日本と内容が異なります。例えば女性の腹囲はWHOは75cmと日本より厳しい数字を定めています。 女性は更年期からメタボになりやすい? エストロゲンが影響 エストロゲンは体内で脂肪細胞を小さくしたり燃焼したりする効果があります。しかし、女性は更年期を迎えるとエストロゲンの量が減少するのです。結果として内臓脂肪がたまりやすい状態に陥りがちになります。 メタボと診断された場合 「メタボ検診」を受ける 早期発見が重要なので、まずはメタボ検診を定期的に受けましょう。 該当しなくても特定保健指導の対象に メタボに当てはまらなくても一定のリスクがあると判断されるとし特定保健指導の対象になることがあります。動機づけ支援と積極的支援の2種類がありますが、どちらも、医師や保健師や管理栄養士などの専門家が、生活面での実践的なアドバイスを行います。実践してどの程度改善したを数か月後に確認されます。…

中性脂肪が原因でも頭痛が起こる!高くても低くても要注意

中性脂肪といえば、油分の食べ過ぎやお酒の飲み過ぎで体に余分な脂肪が溜まるイメージがあると思いますが、それだけではありません。中性脂肪の量は病気を招く原因にもなり、その症状の一つに頭痛があります。中性脂肪が原因の頭痛について詳しく見てみましょう。 高くても低くても起こる 中性脂肪の量は高くても低くても頭痛が起こります。中性脂肪が低い場合は、栄養不足になりやすく脳に影響するからです。中性脂肪が多い場合は、血液の粘度が強くなり頭痛を招いてしまいます。 高くて起こる場合は要注意 中性脂肪が高くなると、動脈硬化や脂質異常症(高脂血症)を招きやすくなります。増え過ぎた脂質で血液はドロドロになり、脳血管障害などを引き起こす原因となります。 正常値は? それでは、中性脂肪の正常値の割合を見てみましょう。 男女平均は30〜149mg/dl 中性脂肪の数値は、血液に含まれる中性脂肪値とコレステロール値を測定する、脂質検査で調べることができます。 低中性脂肪血症:29mg/dl以下 正常値:30〜149mg/dl 境界域―軽度高中性脂肪血症:150~299mg/dl 中等度高中性脂肪血症:300~749mg/dl 高度高中性脂肪血症:750 mg/dl以上 検査は早朝空腹時 中性脂肪の検査は、健康診断や病院の任意検査で、受けることができます。検査の時間帯は、早朝の空腹時に行われることが多いです。これは、食事を食べてから2~3時間経過すると、中性脂肪の数値が高くなるため、変動が少ない状態で正しい測定をするためです。 高いと起こる頭痛って? 中性脂肪が高い場合に起こる頭痛には、次のような原因が考えられます。 血液がドロドロになると起こる 中性脂肪が増え過ぎると、血液はドロドロになってきます。粘度が増した血液は血栓ができやすくなっています。血栓が血管に詰まると命の危険につながる病気を引き起こすことになります。 脳梗塞や脳出血の場合 中性脂肪やコレステロールが血液に溜まることで血液がドロドロになり、血栓ができて脳の血管で詰まると、脳梗塞になります。また、血液のドロドロに動脈硬化が重なった場合は、血管が傷つきやすく脳出血を引き起こす原因になります。 症状 中性脂肪が原因の脳梗塞と脳出血の頭痛の特徴は、慢性的な痛みではなく突然痛くなったり、頭に違和感を感じてから急激に痛みが強くなります。脳梗塞は頭痛を感じる前に倒れてしまうことも多いのです。 高い場合はいろいろな病気の原因に 中性脂肪が高い場合は、体にいろいろな病気を引き起こすこともあります。その病気とは、次のようなものがあります。 動脈硬化 動脈硬化とは、血管が硬く弾力性がなくなった状態をいいます。動脈硬化の原因の一つは、血液の中に増え過ぎた中性脂肪により血管が炎症を起こして血管にプラーク(動脈硬化巣)を形成することです。プラークが出来たことで狭くなった血管は、様々な病気を引き起こす原因になります。 脂肪肝 脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が溜まる病気です。体内の中性脂肪の量は、肝臓でコントロールされていますが、脂肪の多い食事の食べ過ぎや、肝臓の機能が低下している状態の場合には、体内の脂肪(脂肪酸)を肝臓が処理しきれず、肝臓に溜まってしまいます。 心筋梗塞 心筋梗塞は、心臓の側を通る冠動脈が詰まり血液が流れなくなる病気です。心筋梗塞の原因は、血栓です。中性脂肪が高いドロドロの血液が血管を傷つけたことで、白血球の仲間のマクロファージが形成したプラーク(動脈硬化巣)から血栓ができます。血栓が心臓の血管を詰まらせてしまうと、心筋梗塞を発症するのです。 脳梗塞 中性脂肪などの影響で、脳の血管に動脈硬化が起こり、狭くなった血管に血栓ができて血管が詰まると脳梗塞になります。脳梗塞は、体に後遺症が残る可能性があるだけでなく命の危険につながる病気です。 間歇性跛行症 間歇性跛行(かんけつせいはこう)症とは、歩き始めて5~10分すると足が痛くて歩けなくなり、しばらく休むと再び歩けるようになる病気です。間歇性跛行症を招く原因は、神経によるものと、中性脂肪などが原因で足にできた動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)による血流障害があります。 高くなる要因 次は、中性脂肪が高くなる要因を見てみましょう。 食べ過ぎ飲み過ぎ…

脂肪溶解注射には副作用がある?クリニックで薬が違うって本当?

切らない脂肪除去の方法として話題を集める脂肪溶解注射。部分瘦せが難しい場所に効果があり、しかも安全だということで、かなり注目のようです。その脂肪を溶かすメカニズムや副作用はないかなど、気になる点を徹底的に検証してみました。 脂肪溶解注射とは 脂肪溶解注射はメソセラピーとも呼ばれ、脂肪を溶かす作用のある薬剤を脂肪細胞に注入して脂肪やセルライトを排出する方法です。部分的に痩せたいところがあるけどなかなか痩せづらい、下半身太りでバランスが悪く脚だけ細くしたいという人などに向いている方法です。 切らずに脂肪を溶かす 早く脂肪を取り除くという方法では脂肪除去手術が有名ですが、体にメスを入れる方法は痛みや腫れなどのダウンタイム(回復期間)があり、傷や色素沈着が残る可能性があります。それに比べて脂肪溶解注射は薬剤を注射するだけなので施術は早く終わり、すぐに普通の生活に戻れます。何より体を切らないというのは安心ですね。 脂肪除去手術は施術の部分が限られますが、脂肪溶解注射は顔などにも行うことができ、部分痩せのできる範囲が多いことも魅力です。 薬剤は比較的安全 注入する薬剤は大豆由来の「フォスファチジルコリン」といいます。FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けているもので、安全性が高いとされています。 しかし、その配合はクリニックによって異なります。フォスファチジルコリンの配合が多い場合は脂肪除去効果も高いですが、濃度が低いと効果も低く、何回も行わなければ結果が出ないという場合もあります。そのため、あまり安価な費用のクリニックは要注意であり、事前によく調べる必要があります。 副作用の心配は? 安全性が高いとはいえ、副作用がないわけではありません。ここでは、施術後に起こりうる主な副作用をあげておきます。 内出血 脂肪溶解注射は脂肪細胞を分解していくもので、その過程で内出血などが起こる可能性もあります。一過性のもので引いてくる場合がほとんどですが、症状がひどい場合は医師に相談しましょう。 腫れや痛み こちらも数日で症状が消えるものがほとんどです。なかなか消えず、痛みがひどい場合は直ちに医師の診察を受けましょう。 熱感 腫れや痛みに伴い熱感が出る場合もあります。こちらも症状が長引く場合は医師に相談しましょう。 問題点 脂肪溶解注射にはいくつか問題点もあります。この点を抑えたうえで施術を受けることが大切です。 クリニックごとに薬剤の配合が違う 先述したように、薬剤の配合はクリニックごとに違います。良心的なクリニックであればフォスファチジルコリンの配合量も高く、効果も早く出るでしょう。中にはビタミン剤やアミノ酸をブレンドし、そちらの配合の方が多いところもあるようです。クリニック選びは事前の情報収集をしっかり行いたいですね。 1回では効果がない 1回で注入する薬剤の量は少なく、それだけで思い通りの効果が出る場合は少ないようです。注射によってどのような効果が出るのかはやってみないと分からないのが実情です。 確実な効果を得るには、何回も行う必要がありますが、費用の相場は1回3万円前後とされています。脂肪溶解注射より安いとはいえ、何回で終わるかは分からないため、費用がかさむ可能性もあります。 コレステロール値があがる? 脂肪溶解注射によって脂肪酸が血液に溶ける時に、コレステロール値が急上昇するという危険も指摘されています。そのような点も考慮して、1回の薬剤の量は最小限に抑えられているともいえますが、日ごろからコレステロール値が高い人は注意が必要です。 してはいけない人 脂肪溶解注射をしてはいけない人は以下の通りです。クリニックで事前に確認される形になります。 大豆アレルギー 薬剤のフォスファチジルコリンは大豆由来のものです。大豆アレルギーのある人はできません。事前にパッチテストが行われますが、ご自分の体に関することはできるだけ早めに医師等に報告した方がいいでしょう。 クリニックによっては大豆由来の薬剤ではないものを使用しているところもあるので、問い合わせてみてください。 糖尿病、腎臓疾患、肝臓疾患、心臓疾患、高血圧、高脂血症などの持病がある 脂肪溶解注射は体に負担をかけるので、これらの持病がある人は施術を受けることができません。これ以外でも何か持病がある場合は、医師に相談してください。 妊娠中、授乳中 妊娠中や授乳中も受けることができません。授乳が終わってから受けるようにしましょう。 成長期 18歳未満の人は成長期にあるため、施術を受けることはできません。大人になって体の成長が止まるまで待ちましょう。 失敗例はある? 脂肪溶解注射をして失敗した例もあるようです。主なものは次の通りです。 お金がかかる…

ナイシトールの効果には個人差あり?ぽっこりお腹なら試す価値あり

お腹の脂肪を取る薬「ナイシトール」は本当に効果があるのでしょうか?漢方薬だし、飲むだけで痩せるなんて、信じがたい気もします。誰が飲んでも効くのか、副作用はないのかなど、多くの人が抱く疑問について、詳細に検証したいと思います。 ナイシトールとは ナイシトールとは、小林製薬が販売する内服薬です。「お腹の脂肪を取る」と宣伝されていて、年間売上が50億円を超えるというヒット商品です。体脂肪を気にする人には、飲むだけで痩せられるとかなり好評のようですが、実際の効果はどうなのでしょう? 防風通聖散という漢方が主成分 ナイシトールの主成分は「防風通聖散」という漢方です。防風通聖散は18種類の生薬を配合した漢方薬で、この中には、脂肪を分解・燃焼する働きを持つものが含まれています。他にも便秘解消や発汗・利尿作用、高血圧といった症状に効果があるとされています。 メタボ対策に大人気 肥満は生活習慣病の大きな原因になります。肥満には皮下脂肪型肥満と、内臓に脂肪が溜まる内臓脂肪型肥満の2種類がありますが、特に内臓脂肪型肥満は高血圧になるリスクが高く、メタボの原因ともされています。会社の健康診断でも「メタボ検診」が実施されて、生活習慣病を予防するため、その対策が行われています。 内臓脂肪型肥満は中年男性によく見られるぽっこりお腹が特徴で、ナイシトールはこの内臓脂肪型肥満に特に効果があるとされています。 ナイシトールの具体的な効果と成分 ナイシトールの具体的な効果と、防風通聖散の成分内容についてご説明します。 お腹の出た肥満の改善 ナイシトールは防風通聖散を構成する18種の生薬で、お腹の出たタイプの肥満を改善します。それは次のような作用です。 【脂肪燃焼】 ナイシトールの主成分である防風通聖散は18種類の生薬からできていますが、その生薬の中で脂肪燃焼の効果をあげるのは、「マオウ」という生薬です。さらにカンゾウ、ケイガイ、レンギョウが基礎代謝を上げる作用を持ち、ボウフウ、ハッカ、ショウキョウが発汗作用を促します。 【病気予防】 生薬の相乗効果で「アディポネクチン」というホルモンが増えることが確認されていますが、アディポネクチンは動脈硬化や心筋梗塞、高血圧を抑える作用があるといわれています。 【食欲抑制】 防風通聖散には食欲増進ホルモンである「グレリン」の分泌を抑える作用があることが分かっています。食欲をコントロールできず食べ過ぎてしまう人には、この作用で食欲を抑え、肥満解消に導くことができます。 便秘解消 防風通聖散のダイオウ、カンゾウ、ボウショウという生薬には便通を良くする効果があります。一番早く出てくる効果が便秘解消と言われます。便秘は肥満の一要因。ナイシトールを飲んで体内に溜まった老廃物が排出されることで、肥満の解消につなげることができるのです。 男性と女性、どっちに効果ある? お腹の出たメタボ体型は男性に多いことから、ナイシトールは男性の方が効きそうにも思えます。実際、効果に違いはあるのでしょうか? 内臓脂肪型肥満であればどちらでも 結論から言えば、ナイシトールの効果に男女の差はありません。内臓脂肪型肥満に効果を上げるものなので、そのような状態であれば男女関係なく効果が期待できます。 効果は体質で差が出る 男女の違いはありませんが、ナイシトールの効果は体質を選びます。漢方でいう「実証」すなわち体力の充実している人に向くものです。体の虚弱な「虚証」の人や、胃腸の弱い人、発汗の多いタイプの人には向きません。 漢方は一般的に個人差が大きいもので、体質に合えばとても高い効果が出るものですが、合わない人にはまったく効果がない場合もあります。口コミなどで評価が大きく分かれるのもそのためですね。1瓶飲んでまったく症状に変化がない場合は合わないと考えてもいいでしょう。 効果的な飲み方は? ナイシトールには効果的な飲み方があります。効果を最大限上げるために心がけたいポイントです。 空腹時 ナイシトールのような漢方薬は体によく吸収される時間帯に飲むのが効果的です。空腹時が一番吸収されやすく、最も効果的なタイミングは「食事の30分前」か「食事の2~3時間後」になります。 飲む習慣をつける 漢方薬は即効性のある薬ではないので、ある程度継続して飲む必要があります。そのためには飲み忘れをなくすことが必要です。毎日同じ時間に飲むなど、飲む習慣をつけることが大切です。 効果を高める方法 肥満解消の効果を高めるためには、ナイシトールの服用だけでなく、これまでの生活習慣を変えることも必要になります。 食事内容の見直し 肥満は食べ過ぎ飲み過ぎや、高カロリーの食事が原因で起こります。食事量を見直し、高カロリーの摂取を控える努力が必要です。炭水化物を減らし、飲酒も飲む日を減らすなどしてみましょう。野菜中心にして、魚類も多く取りたいです。動物性のもの、脂っこいものを全体的に減らしてみましょう。 運動をすること 運動不足も肥満の大きな原因です。脂肪燃焼には有酸素運動が一番効果的です。最初は軽いウォーキングから始めてみましょう。体が軽くなれば、長い時間歩けるようになります。30分以上歩けるようになるのがベストです。 ブログや知恵袋での評判…