皮下脂肪と内臓脂肪の効果的な落とし方!ポイントは違いを抑えること

皮下脂肪と内臓脂肪の落とし方って分かりますか?「ともかく体重を落とせばいい」というのは間違いです。このふたつは別のもので、落とし方が違います。それぞれに効率よく落とすコツがあるのです。これこそダイエット成功の早道。さっそくお伝えしましょう。

皮下脂肪と内臓脂肪はどう違う?

皮下脂肪も内臓脂肪も、ダイエットすればどちらも落ちるってイメージを持つ人も多いかと思います。でも、そうではなかったのです。ついている場所も落とす方法も、その蓄積のメカニズムもまるで別物なのです。

付く場所が違う

両者は付く場所が違います。皮膚のすぐ下にあり手でつまめるのが皮下脂肪で、内臓脂肪は内臓の周りに付いているので手でつまむことはできません。皮下脂肪は女性に付きやすく、お尻や太ももなどの下半身に付きやすい傾向にあります。一方、内臓脂肪は男性に付きやすいもので、内臓脂肪が多い人はお腹がポッコリと出ているのが特徴です。メタボ検診に引っかかる人がその典型です。

脂肪の落とし方が違う

皮下脂肪は時間をかけて少しずつ蓄積されていきます。脂肪の分解が遅く、落とすのにも時間がかかります。これに対し内臓脂肪はカロリーの過剰摂取や運動不足などですぐに蓄積されてしまいます。その分落ちるのも早く、ダイエットをしてすぐに落ちるのはこの内臓脂肪になります。

見分け方

皮膚をつかんでみて、つかめたらそれは皮下脂肪です。お腹がせり出している太り方の場合、内臓脂肪がたまっていると思われます。また、見た目は痩せていても内臓脂肪が溜まっている場合もあります。健康診断の数値に注意し、中性脂肪やコレステロールなどの脂肪値が高い場合は内臓脂肪がたまっていると考えていいでしょう。

皮下脂肪の効果的な落とし方

皮膚をつまんでつかめる皮下脂肪は、長い時間をかけて蓄積されるので、落とすのに時間がかかります。

付きにくく落としにくい

皮下脂肪は体がエネルギーの備蓄として少しずつ溜めるもので、簡単には付かないものの、いったん溜まると非常に落としづらいという特徴があります。ただ、落とせないわけではなく、時間と根気をかければ落とすことはできます。

筋トレと有酸素運動

食事だけで体重を落としても、体脂肪を減らすのは難しいです。体脂肪を減らすことはできますが同時に筋肉も減ってしまい、基礎代謝が衰えて痩せにくい体質になってしまいます。その結果、体脂肪をためやすい体質になってしまうのです。

食事制限も必要ですが、それと同時に筋トレと有酸素運動を行いましょう。筋トレで筋肉を維持・増強し、有酸素運動で体脂肪を燃焼させます。

筋トレは、家でできる簡単なもので十分です。おすすめはスクワットです。場所を取らず、いつでもできます。有酸素運動は軽いウォーキングでいいので、30分以上は続けましょう。脂肪が燃焼されるのは、ぶどう糖がエネルギーとして使われたあとで、大体20分後になるからです。

漢方

皮下脂肪を落とすのに漢方も有効です。防風通聖散をはじめ、漢方の生薬には脂肪を燃焼する効果があるものが多く、体脂肪を減らす効果が期待できます。ただ、漢方は個人差が大きく、体質に合わせて適性があるので、よく調べて自分に合うものを探しましょう。

マッサージ

マッサージは血行を良くして代謝を上げるのに効果的です。また、むくみの解消にも役立ちます。むくみは脂肪と結合してセルライトになりやすく、いったんセルライトになるとますます落とすのが難しくなります。マッサージは風呂上りなど体が温まっているときに、簡単にさする程度で十分です。

カプサイシンの利用

辛いのが苦手でなければ、カプサイシンの利用もおすすめです。カプサイシンは唐辛子などに含まれる成分ですが、体を温めることで代謝を促進し、脂肪の燃焼を助けます。あくまでサポートの役割であり、これだけで痩せるものではありません。

皮下脂肪がつくのはなぜ?

皮下脂肪はどうして付いてしまうのでしょうか?それを知ることで、過剰に溜まるのを防ぐことができます。

女性につきやすい

皮下脂肪は女性に付きやすいものです。これには女性ホルモンの影響があり、体温を維持する役割をしたり、内臓や子宮を外的な衝撃から守るために必要なものなのです。

食べ過ぎや運動不足

女性に必要なものとは言っても、食べ過ぎなどのエネルギー過剰や運動不足が続くと必要以上の皮下脂肪がたまり、病気の原因にもなります。

ストレス、自律神経の乱れ

ストレスも皮下脂肪を増やす大きな原因になります。ストレスを感じた時に「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このホルモンは脂肪を溜める働きをします。また、コルチゾールが分泌されることで、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量が減少します。ストレスで過食するというのは、このようなメカニズムが働くからなんですね。

また、ストレスや生活環境の乱れで自律神経が乱れると、カロリーがよく消化されずに吸収されやすくなり、皮下脂肪が蓄積されやすい体質になってしまいます。

放っておくとセルライトに

皮下脂肪を放っておくとセルライトになります。セルライトとは、皮下脂肪がむくみなどで溜まった水分や老廃物と結合して大きくなり、コラーゲンと絡まりながら固まった状態です。セルライトになるとますます落としずらくなってしまいます。

内臓脂肪の効果的な落とし方

内臓の周りに付く内臓脂肪はカロリーの過剰摂取などで簡単に付いてしまうもので、生活習慣病になりやすいため早期の対応が必要になります。

付きやすく落としやすい

内臓脂肪が付きやすいのは、お腹です。お腹には内臓を守る骨がなく、脂肪は小腸や大腸を固定する腸間膜や肝臓の中で骨の代わりをしています。そこで脂肪は分解・合成を繰り返しながら遊離脂肪酸を放出しますが、それがエネルギーとして消費されないと内臓脂肪として定着してしまうのです。

簡単についてしまう内臓脂肪ですが、落とすのも簡単です。減量すると、内臓脂肪が先に落ちて行きます。

食生活の見直し

内臓脂肪を落とすには、まずは原因となった食生活を変えることが必要です。カロリーを抑え、食べ過ぎ飲みすぎは改めましょう。野菜で食物繊維を多く摂り、脂っこいもの、動物性の食品は控えてください。飲酒は極力控えましょう。飲む量や飲む日を減らすなど工夫してください。極端な食事制限はおすすめできません。内臓脂肪が減るとともに筋肉も減ってしまいます。筋肉は基礎代謝を上げるために必要なものです。また、食事制限で急激に体重を落とすとリバウンドが起こりやすく、リバウンドによって、以前よりもさらに多くの内臓脂肪が付いてしまう結果になります。

有酸素運動

内臓脂肪を効率よく燃焼させるために、有酸素運動がおすすめです。有酸素運動はハードな無酸素運動に比べてゆっくりとマイペースに行うことができ、毎日の習慣にしやすいものです。脂肪の燃焼には一番効果的で、30分以上行うことで脂肪が消費されます。ウォーキングから始めて、ジョギングができるようになるのが理想的ですね。有酸素運動の前に筋トレを行えば、より効率よく脂肪を燃焼できます。

内臓脂肪がつく要因は

内臓脂肪が付く要因も皮下脂肪と同じく、カロリーの過剰摂取や運動不足です。皮下脂肪と違うのは、これらの要因があると直ちにに内臓脂肪が蓄積されることです。

食べ過ぎや飲み過ぎ

食べ過ぎや飲みすぎで、内臓脂肪はあっという間に増えてしまいます。内臓脂肪がたまりやすい人は動物性食品など高カロリーものを好み、飲酒も多い傾向にあります。お腹が出ている男性はその典型といえます。メタボと診断される人の多くは内臓脂肪を溜めているといえるでしょう。

運動不足

運動不足により、摂取したカロリーの多くは消費されず内臓脂肪に蓄積されます。年齢が高くなるに従い体を動かす機会も減ってきます。内臓脂肪は、有酸素運動などを習慣にすることで簡単に落とすことができます。ウォーキングなど軽いものからでいいので、体を動かす習慣を身に付けましょう。

ストレス

ストレスを強く受けると脳の視床下部が刺激され、副腎皮質ホルモンが多く分泌されます。副腎皮質ホルモンの増加は血液中に遊離脂肪酸を増やし、内臓脂肪を溜める原因になります。

男性に多く、生活習慣病に直結する

内臓脂肪は筋肉を動かすエネルギー源となります。男性は、男性ホルモンの分泌で筋肉を増やすため、そのエネルギー源となる内臓脂肪も増える傾向があるのです。

内臓脂肪を溜めすぎると生活習慣病の原因となります。動脈硬化、糖尿病、高血圧症などになりやすく、これらの病気になる前に内臓脂肪を落とす必要があります。

病気に直結する内臓脂肪を早めに落とし、皮下脂肪はじっくり時間をかけて

自分の太り方が皮下脂肪が多いのか、内臓脂肪型なのかを見極めて、ダイエットの方針を決めたいですね。内臓脂肪型であれば、生活習慣病に至る前に早く落としてしまいたいものです。皮下脂肪は長期戦です。とにかく体を動かす習慣を身につけましょう。無理な食事制限ではなく、長く続けられる食生活の改善を図りたいところです。必ず落とすことはできるので、あきらめずに頑張りましょう!