脂肪溶解注射には副作用がある?クリニックで薬が違うって本当?

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切らない脂肪除去の方法として話題を集める脂肪溶解注射。部分瘦せが難しい場所に効果があり、しかも安全だということで、かなり注目のようです。その脂肪を溶かすメカニズムや副作用はないかなど、気になる点を徹底的に検証してみました。

脂肪溶解注射とは

脂肪溶解注射はメソセラピーとも呼ばれ、脂肪を溶かす作用のある薬剤を脂肪細胞に注入して脂肪やセルライトを排出する方法です。部分的に痩せたいところがあるけどなかなか痩せづらい、下半身太りでバランスが悪く脚だけ細くしたいという人などに向いている方法です。

切らずに脂肪を溶かす

早く脂肪を取り除くという方法では脂肪除去手術が有名ですが、体にメスを入れる方法は痛みや腫れなどのダウンタイム(回復期間)があり、傷や色素沈着が残る可能性があります。それに比べて脂肪溶解注射は薬剤を注射するだけなので施術は早く終わり、すぐに普通の生活に戻れます。何より体を切らないというのは安心ですね。

脂肪除去手術は施術の部分が限られますが、脂肪溶解注射は顔などにも行うことができ、部分痩せのできる範囲が多いことも魅力です。

薬剤は比較的安全

注入する薬剤は大豆由来の「フォスファチジルコリン」といいます。FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けているもので、安全性が高いとされています。

しかし、その配合はクリニックによって異なります。フォスファチジルコリンの配合が多い場合は脂肪除去効果も高いですが、濃度が低いと効果も低く、何回も行わなければ結果が出ないという場合もあります。そのため、あまり安価な費用のクリニックは要注意であり、事前によく調べる必要があります。

副作用の心配は?

安全性が高いとはいえ、副作用がないわけではありません。ここでは、施術後に起こりうる主な副作用をあげておきます。

内出血

脂肪溶解注射は脂肪細胞を分解していくもので、その過程で内出血などが起こる可能性もあります。一過性のもので引いてくる場合がほとんどですが、症状がひどい場合は医師に相談しましょう。

腫れや痛み

こちらも数日で症状が消えるものがほとんどです。なかなか消えず、痛みがひどい場合は直ちに医師の診察を受けましょう。

熱感

腫れや痛みに伴い熱感が出る場合もあります。こちらも症状が長引く場合は医師に相談しましょう。

問題点

脂肪溶解注射にはいくつか問題点もあります。この点を抑えたうえで施術を受けることが大切です。

クリニックごとに薬剤の配合が違う

先述したように、薬剤の配合はクリニックごとに違います。良心的なクリニックであればフォスファチジルコリンの配合量も高く、効果も早く出るでしょう。中にはビタミン剤やアミノ酸をブレンドし、そちらの配合の方が多いところもあるようです。クリニック選びは事前の情報収集をしっかり行いたいですね。

1回では効果がない

1回で注入する薬剤の量は少なく、それだけで思い通りの効果が出る場合は少ないようです。注射によってどのような効果が出るのかはやってみないと分からないのが実情です。

確実な効果を得るには、何回も行う必要がありますが、費用の相場は1回3万円前後とされています。脂肪溶解注射より安いとはいえ、何回で終わるかは分からないため、費用がかさむ可能性もあります。

コレステロール値があがる?

脂肪溶解注射によって脂肪酸が血液に溶ける時に、コレステロール値が急上昇するという危険も指摘されています。そのような点も考慮して、1回の薬剤の量は最小限に抑えられているともいえますが、日ごろからコレステロール値が高い人は注意が必要です。

してはいけない人

脂肪溶解注射をしてはいけない人は以下の通りです。クリニックで事前に確認される形になります。

大豆アレルギー

薬剤のフォスファチジルコリンは大豆由来のものです。大豆アレルギーのある人はできません。事前にパッチテストが行われますが、ご自分の体に関することはできるだけ早めに医師等に報告した方がいいでしょう。

クリニックによっては大豆由来の薬剤ではないものを使用しているところもあるので、問い合わせてみてください。

糖尿病、腎臓疾患、肝臓疾患、心臓疾患、高血圧、高脂血症などの持病がある

脂肪溶解注射は体に負担をかけるので、これらの持病がある人は施術を受けることができません。これ以外でも何か持病がある場合は、医師に相談してください。

妊娠中、授乳中

妊娠中や授乳中も受けることができません。授乳が終わってから受けるようにしましょう。

成長期

18歳未満の人は成長期にあるため、施術を受けることはできません。大人になって体の成長が止まるまで待ちましょう。

失敗例はある?

脂肪溶解注射をして失敗した例もあるようです。主なものは次の通りです。

お金がかかる

費用は1回約3万円前後が相場ですが、体への負担を少なくするため一度に使う薬剤は少なく、1回ではっきりと効果が出るものではありません。希望の状態になるまで繰り返し行う必要があり、当初の予定よりもお金がかかる場合が多いようです。事前に医師とよく相談し、費用の目安を確認しておきましょう。

たるみ

脂肪除去手術ほどではありませんが、皮膚がたるんでデコボコになってしまう場合があるようです。脂肪で伸びすぎた皮膚は縮まないからです。薬剤の注入の仕方でもたるみが出やすくなります。医師の腕がいいクリニックを探したいものですね。

リバウンドは?

食事制限などの急激なダイエットではリバウンドがありがちですが、脂肪除去手術は肥満のもとになる脂肪細胞自体を分解してしまうので、リバウンドが起こりづらいというメリットがあります。ただ、まったく起こらないというわけではなく、痩せた後も以前と生活習慣が変わらず暴飲暴食や運動不足などが続けば、また太りだすということはありがちです。

顔にもできる?

顔だけ脂肪を取って小顔にしたいという人もいますよね。脂肪除去手術では顔の施術はできませんが、脂肪溶解注射では可能でしょうか?

顔ヤセに向いている

ダイエットで体重は減ったけど顔だけは痩せないという場合や、もっと小顔になりたいという人に、ピンポイントで脂肪を除去できる肪溶解注射は向いています。脂肪が多いことによる目の下のたるみも治療できるクリニックもあるようです。

ただ、顔の脂肪が少ない場合は施術できないこともあるようです。また、顔の皮膚は他と比べてデリケートなので、腫れや痛みなどが現れる可能性がとても高いとされています。個人差はありますが、顔の施術を行う場合は腫れが引くまでの日数として1週間から1ヶ月は要すると考えておいた方がいいでしょう。

行った人の体験談

実際に顔の脂肪溶解注射を行った人の体験談をご紹介します。参考になさってください。

クリニックの先生と相談して、フェイスラインと下あごに注射をすることにしました。皮膚の薄い場所は痛みを感じましたが、自分が思っていたよりも痛くなかったと思います。

注射のあとは、顔が腫れて熱っぽい感じだったので、クリニックで少し冷やしてからマスクをして帰りました。腫れは1週間くらい続きましたが、その後はみるみるうちに腫れが引いていったので、そこまで気にする必要はないかな、と思います。

腫れがひいた後は、下あごがかなりすっきりしていて、横顔のラインを見た時は感動でいっぱいでした。

(引用元:mesoshot.com/

やはり腫れは起こるようですね。他の人の体験談でも書かれていますが、みなさん共通してすぐに腫れは引いているようです。顔の場合の脂肪除去は特に人目を引きます。周りから褒められたという感想が多く、やりがいがある感じですね。

ふくらはぎも細くなる?

ふくらはぎばかり太くて何とかしたいという人もいます。脚は部分痩せが難しいところでもあります。脂肪溶解注射で細くすることはできるのでしょうか?

筋肉太りには向かない

脂肪溶解注射は脂肪を溶かして細くする作用なので、筋肉太りの人が行っても効果はありません。筋肉の除去にはボトックス注射を行いますが、施術できるクリニックは限られるので、事前に問い合わせた方がいいでしょう。

むくみは他の方法で

むくんで脚が太い場合にも脂肪溶解注射は向いていません。むくみは他の方法で改善しましょう。カリウムの多い食事を摂る、リンパマッサージをする、むくみ改善サプリを利用するなどがおすすめです。

むくみ解消の専門サイトもあるので、スラリさんなどの情報をもとに脚痩せを目指しましょう。

手軽に部分痩せが可能な脂肪溶解注射、かかる費用は事前によく確かめて!

脂肪溶解注射について、問題点も含めてご紹介しました。メスを入れず、比較的安全にできるのが魅力ですが、どのくらいで痩せるのか予測できないデメリットもあります。良いクリニック選びも大切ですね。ある程度の体への負担をかけるものなので、施術は慎重に行いたいものです。成功している人もたくさんいるので、同じように理想のボディになれることを応援しています。